例年、夏から秋にかけては地域のお祭りに参加したり、障害者施設・高齢者施設への慰問演奏を行ってきましたが、今年は新型コロナウィルス感染予防のため、すべての行事が中止となってしまいました。大勢集まっての練習も、今年は自粛せざるを得ませんでした。しかし、その中でも感染に気をつながら少人数で練習を続け、伝統的なお囃子の技能の継承に努めました。また、練習を通じて、当会に所属する障害者や高齢のメンバーと交流できたことも、大変良かった点です。コロナ禍のため普段よりいっそう孤立しがちな障害者とその保護者、高齢者にいきいきと活動したり息抜きができる機会を提供できたことは、大きな成果と考えます。

今年は新型コロナウィルス感染予防のため、ソーシャルディスタンスを保つ事や練習場所を屋外にする等の配慮をしながら、伝統芸能であるお囃子の練習を実施しました。配分金で踊りの衣装を購入でき、大変感謝しています。重度知的障害のある保護者より、「コロナの影響で自粛期間が長くより一層孤立しがちでしたが練習に参加し子供がいきいきと踊る姿を見られました。また、私自身も交流の機会を持てた事で息抜きの場となりました。」との声が聞かれました。