毎年開催している障害者を主体にした音楽イベントですが、コロナ禍にあって開催も危ぶまれたが、出演する利用者さんから、楽しみにしているのでぜひ開催して欲しいとの熱いエールを聞きオンラインでの開催にした。三蜜を避ける為各団体別に日時場所を変えて収録し、YouTube配信。撮影は、毎年撮影を依頼しているカメラマンに同行し、主催者も参加しての作業となった。記念品の缶バッジは、障がい者１０名が書いた絵画をモチーフにＳｏｒａに作成依頼したことで、出演以外の参加者も増え、第５回に相応しい作品となった。

コロナ禍で諦めていた企画だったが、社会福祉協議会関係者の強い後押しと、出演者の熱い願望に応える形を模索してオンライン開催ＤＶＤ作成となったが、多くの利点があった。1，コンサート会場では、その場でしか見れないこと、遠くからでは細やかな表情が見れないがカメラで細かい表情や普段の生活まで案内できたので、出演者、観客ともに喜ばれた。2，１１月３０日現在で１０００回の視聴あり。誰でも何度でも視聴できるので、ホール開催の約５倍に拡大でき、その分障害者への理解を深めることにつながったと考える。3，YouTube、という時代の最先端ツールの中で、演技している自身の姿を誇らしげに宣伝している出演者の笑顔に、どんな時代になっても障害に負けず生き抜く出演者の強いエネルギーを感じ、主催した私たちが励ましを頂いた。