中間的就労事業
①受け入れ
　関係機関からの紹介または本人や家族により直接、利用の打診を受け、当事者と面談及び事業説明を行い、体験を経て利用が始まる。
②中間的就労の実施
・頻度は本人の希望にもよるが週1～3日程度
・作業は必ず職員が付きそい、個々のケースや希望に沿ってプランを決定。
・協力企業を開拓して、さまざまな職種の協力企業の中から本人が選択できる形を取る。
・ひと月に一回程度のペースで面談を行い、振り返りや目標等の設定を行う。
③就労に向けたステップ
　地域組織と協力し、利用者の希望や段階に応じ、ビジネスマナー講座、履歴書チェック、面接ロールプレイングも行い、一般就労に向けてのスキルアップを目指す。

『誰もが活躍できる社会へ』
　内閣府の推計によると、日本では100万人規模で引きこもりがいるということになります。生活困窮者自立支援制度の中にも「就労準備支援事業」というメニューがあり、中間的就労のような支援を受けることはできますが、任意事業とされ、実施自治体も少なく、ニーズに対しての受け入れ体制としては、まだまだ不十分といえます。
　今年度は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けたため、広く受け入れ先にお願いすることができませんでしたが、同じく新型コロナウイルスの影響を受け、人手を求めるフードバンク業務を中心に体験していただきました。自分たちの活動が、同じような悩みを抱える方の支援に繋がることを意識してもらいながら、大事にお仕事をしていただきました。