○二―トやひきこもりの若者を対象とした居場所づくり運営事業
　引きこもり当事者が社会参加に至る過程には、不安を抱えた当事者が受け入れられ、安心でき、社会参加の足がかりにできる「居場所」が必要です。当事者は居場所を通じた仲間との出会いや共同で何かをするという体験、他者からの承認を得る経験などを通して自立に向けた意欲と自信を醸成していくことができます。
　一方、この問題は、親を動かさないと当事者は動かないといった親への支援もまた求められる側面もあり、当事者の家族エンパワメントも求められます。
　よって、身近な地域で年齢を問わず制約も最小限とした社会的孤立状態にある方の「居場所」を開設し、当事者主導により居場所の運営をすすめ、引きこもり当事者の社会的自立、そして社会的理解の促進を目的として実施します。