当施設は更生保護施設として、刑期満了者や仮出所者の自立・更生支援を行っている。平成28年6月に施設の新築を行ったが、2年間使用する中で改善点が3点が見つかった。1つ目は、ﾊﾛｰﾜｰｸでの就職活動、福島保護観察所への出頭、入所者の通勤等のために自転車の貸出しを行っているが、台数が22台と増え、自転車置き場の拡充が必要となったこと、2つ目は、令和元年4月施行の改正健康増進法により、新たに屋外への喫煙所の設置が必要となったこと、3つ目は、入会者の使用する消耗品や衣類等の保管のための倉庫が不足するため、簡易的な物置の設置が必要となったこと、以上の3点である。当会は公益法人として、法務省保護観察所からの委託収入や寄付金収入により運営が成り立っているが、収容定員の増加による委託人数確保も不安定な状況にあり、自己資金での対応は難しい状況下にあるため、共同募金の配分金により事業を実施するものである。

このたび、赤い羽根共同募金の配分を賜り、「男女駐輪場・屋外喫煙所・簡易物置整備事業」を実施いたしました。この3つの事業は早急な対応が必要な事業であり、今後入所者の更生と社会復帰の拠点となる更生保護施設の充実のためには欠かせないものです。
赤い羽根に寄付をお寄せいただいた皆さまに衷心より感謝を表し、大切に使用させていただきます。誠にありがとうございました。