【現状と課題】
・住居を喪失した生活困窮者に対し、就労・自立支援を行うため、緊急一時宿泊
　施設「富士POPOLOハウス」（家賃無料）を運営しており、年間120名程が利用
　している。
・利用者は就職活動を行うが、求人は静岡市近郊が多く、仮に就職できても、
　富士市からの通勤は負担が大きい。
・また、原則3ヵ月の入居期限では、支援期間が短く、思うように自立支援が
　できない。
【解決に向けて】
・自立に向けて一歩踏み出した人を対象に、静岡市の「静岡POPOLOハウス」を
　利用することで、利用者負担を減らし、長期的に支援できる体制を整えたい。

『募金をありがとう』
　今年度は新型コロナウイルスの影響を受けた年になりました。制度の整備により、「住居を失った人」の大きな増加はなかったものの、それでも全体として100名を超える方がPOPOLOハウスを利用するに至りました。
　利用者それぞれの方に、それぞれの理由があり、そのニーズに対し柔軟に応えていく必要があります。その選択肢として、今回助成を受け、運営させていただいた静岡ＰＯＰＯＬＯハウスの存在は大きかったと思っています。
　今後ともこの事業を続け、一人でも多くの方が住居がない状態から就労・自立を達成するよう、支援していきたいと思います。
　ありがとうございました。