＜現在の状況＞主に就園児が生活する小規模ユニット(あさひ)は、幼児向けの造りにはなっておらず、壁紙を傷つけたり破ったり、玩具等で壁自体に傷をつけたり穴をあけたりされ、さらにその傷を触って広げてしまうことも見られ、安全上、衛生上でも望ましくない現状にある。
＜どのように改善したいか＞破損状態の壁を補修し、さらに壁紙めくり及び壁の破損を防止するために下部90センチくらいに強度の高い壁紙を貼る。
＜期待される効果＞破れやへこみがある所でも、つぎ目なく強度の高い壁紙を貼ることにより、きれいな仕上がりになる。見た目もよく、環境改善になるうえ、壁や壁紙クズを口に入れたり、壁材を触ったりしなくなることで、安全、衛生面でもリスクを取り除くことにつながる。

　この度の助成金は、幼稚園児が主に生活するユニットの壁紙補修に利用させていただきました。ここはこれまでに子どもたちが何箇所も壁紙をめくったり破ったりして、その度に応急処置をしてきましたが、見た目も悪く、むき出しの石膏ボードをさわってゴミやホコリを出すなど、衛生的にも改善を要する環境で対応に苦慮しておりました。今回の補修では、それまでより強度のある壁紙を腰壁風に貼り、環境の改善と同時にあたたかみのある生活空間を実現できました。子どもたちも大変喜んで「もう破ってはいけないよ」というお話を素直に聞くことができました。子どもたちに快適な生活空間を提供することができましたこと、心より御礼申し上げます。