個人の重要な意思決定や情報を（これまでのご自身の生き方や今後の思い、医療や介護、財産管理、しまい方、相続、法律問題等）「自分ノート」に記載し、もしもの時、認知症になった時に、介護に関わる方々に、介護・入院・退院生活支援等に活用できるよう、ご自身の思いを書き留める。末期医療や葬儀等、親族にも相談や伝えづらいことを書き留めることで自身にとって「自分らしく生き抜く道しるべ」になることと思われる。行政書士の先生方や市内高齢者あんしんセンターの方々の協力を得て、行政や介護に係わる部分の説明・解説をいただき、より精度の高い「自分ノート」が完成できるよう、この講座において指導、助言を行って、援助者・被援助者の両者に認識、普及していくことを市内各地で目指す。

　コロナ禍の中での講座を開催することへの迷いはありましたが、応募され出席される方は予想以上に多く、例年になく内容も充実し出席された方々の関心の高さにおどろきました。コロナ禍だからこそ「我がこと」としてご自身の生き方を考えてらっしゃることの表れと思われました。一人でも多くの方々に伝えていきたいと思います。