精神障害者がスポーツを通して「仲間作り」「体力作り」「社会参加」を行うことを目指しています。今年度は４大会の精神障害者バレーボール大会の予定がありましたが、新型コロナウィルス感染症の影響により、全ての大会が中止になりました。体育館の使用制限もある中、市民センターや八王子市内の小学校の体育館で、活動再開と中止を繰り返しましたが、感染予防対策を十分取りながら、練習活動を行いました。市民の皆さんもコロナ禍における閉じこもりが多い中、感染予防に努めながら活動の場を提供することは苦労しましたが、孤立や不安を抱えやすい当事者の多くが活動に参加し、お互いに励ましあい、コロナ禍であっても楽しみや意欲を持って生活できました。

当団体は当事者主体によるスポーツ活動を行い、ボランティア役員により運営されています。活動を通して、社会復帰を目指している、東京都で唯一の倶楽部チームです。このような団体は他に類がなく、他府県により活動の問い合わせたが多数寄せられています。今年はコロナ禍でスポーツ大会の開催はなかったものの、毎週のスポーツ活動において、体力つくりや人間関係なども学ぶようになり、社会復帰に向けて活かせる体験をしています。今まで資金不足で参加できなかった大会や、用具の購入ができ、団体助成金をいただき、本当に感謝しています。ありがとうございました。今後も会員一同、頑張っていきます。