「子ども安心安全見守り活動」とは、①こどもへのつきまといや声掛けの不安に対して、避難してきたこどもを保護する場所を確保し、様々な事件の未然防止を図ることや②全市民で子どもを守ろうという意識の醸成を図ることを目的としている。また、①こども110番の家の旗の協力申込を受け、名簿を整備した後、目立つ場所に旗を掲げてもらうことや、②こどもを守ろうという文字のシールを全行政区に呼び掛け、多くの市民に貼ってもらうことを内容とする。
　本事業について、市民会議の環境部会、指導員会、事務局で検討を重ね、年度の前半に、「こども110番の家」チラシを4000部作成し、市立小学校の児童に配布した。後半に、「こども安全みまもり隊」（防犯）ステッカーを2500枚作成し、市内の一部世帯に配布した。また、年度を通して、令和２年度に作成・配布した、こども110番の家の旗の補充（破損したものなどを対象）を行った。

　小郡市青少年育成市民会議は、昭和58年の発足により今日まで市民参加による青少年健全育成、非行防止運動を積極的に推進するために様々な事業を実施してきています。市民会議の活動は、行政区などからの賛助金、市からの補助金に依拠しております。しかし、これまで頂いていた賛助金・補助金が減額や廃止の方向にあり、市民会議の財政状況が悪化しつつあります。
　そういうなかで、幸いなことに、こども安心安全見守り活動に対して、共同募金配分金の助成を受けることが出来、子どもたちの安心安全な環境づくりや環境の改善に貢献することができたように思います。この活動については、ある小学校長からたいへんありがたい活動であるとの評価もいただいていることや、ある校区からは追加のステッカー配布を数回求められ、手応えを感じております。このような活動ができまして、心から感謝申し上げます。