本来地域での「成人式」に出席することが望ましいが、年々障害状況を見ると、重度・重複化が進行し、本人の健康状況、施設環境等で不都合を生じているのが現実である。それ故、地域での会に参加しにくい新成人を家族を含めて一堂に会し、皆で祝う会である。
身体状況で、なかなか外に出る機会も少なく、人との関わりも少ない中、同学年の旧友や支えあう方々との出会いで互いのきずなを深める。また、成人としての自覚、及び、本人や保護者の今後の生きる勇気と励み、明日への希望につながる一端となれば幸いである。

　１月１６日（日）、石川県社会福祉会館大ホールにおいて、新成人、保護者、来賓、ボランティア協会役員が集い、「成人を祝う会」が行われました。
　障害の程度によっては、なかなか地域での成人式に参加が困難な場合もあります。これまで数多くの困難や苦労を乗り越え、努力を積み重ねてきた新成人や、それを支え見守りながら共に歩んできた家族の方々を囲んで、関係者でお祝いをしました。
　今般の新型コロナウイルス感染予防から、飲食を避けての会となりましたが、保護者の方のこれまでの苦労話や喜びのことばに、新成人による感謝の言葉と今後の抱負、参加者一同感激する場面も多々見られました。
　多くの方々の善意が共同募金という形で寄せられ、この祝う会が開催できましたことに、心から感謝とお礼を申し上げます。
　ありがとうございました。