ネット等で情報も得られますが、特に高齢聴覚障害者にとって視覚的に情報を得られる機関誌は貴重な情報源です。機関誌発行を継続でき、より正確な情報を分かりやすく伝えられる効果があると考えており、情報格差解消にもつながることが期待されます。

　当協会は、聴覚障害者への情報保障をはじめ、障害を意識することなく自ら社会参加できるバリアフリー社会の実現を目標に活動しております。共同募金のご支援をいただくことで、機関紙を毎月1回発行することが出来ておりますことに、心より感謝申し上げます。耳の聞こえない、聞こえにくい聴覚障害にとって、視覚的情報となる機関誌は、有効な情報源の一つです。コロナ禍で対面での行事などが中止になり、直接、情報を伝える場が少なくなった中、機関紙が情報発信手段の一つとなりました。今後も聴覚障害者、手話関係団体や行政等にも機関誌を手に取っていただき、聴覚障害児・者を取り巻く問題や課題について理解・普及に努めて参ります。機関誌発行を続けることで、聴覚障害者の情報格差を解消し、関係各位への理解、啓発、差別解消を促進し、バリアフリー社会の実現に繋がるよう、努力していく所存です。