福祉・介護の現場は業務の煩雑や多忙を極め、職員の心身ともに疲労やバーンアウトなど心の健康問題を生み、休職や離職等につながるばかりでなく、サービスの質の低下など利用者に深刻な影響を及ぼす可能性がある。
　福祉職員が心の健康に不安を抱いたときに、継続して専門的な相談を受けられることで福祉人材の確保と定着に寄与するとともに、福祉サービスの質の向上を図ることを目的とし、毎週土曜日と第１・３水曜日に臨床心理士による電話相談及び来所相談（カウンセリング）を実施した。今年度は相談員の入院という予期せぬ事態となり、水曜日の開室が困難であったため実施回数減となったが、一方ではメンタル不全防止の取組みを組織的・総合的に進めていくことで、福祉職員の離職防止を図ることを目的とした、メンタルヘルス出張研修をコロナ禍ではあったが感染防止対策を取りながら実施した。

　令和3年度は、毎週土曜日と第１・３水曜日に福祉職場で働いている職員を対象に、臨床心理士による「福祉職員のためのメンタルヘルス相談」を実施することができました。
　また、コロナ禍ではありましたが、福祉職員の離職防止を図るために、メンタルヘルス出張研修について、申込みのありました事業所へ講師派遣することができました。
　最後になりましたが、継続性のある充実した相談等事業を無事に実施できましたことを深く感謝いたします。
　今後も社会福祉のために役立てさせていただきたいと願っています。