当施設は、就労継続支援B型、自立生活訓練、生活介護の3種類を行っており、重度障害、視覚障害の方も利用されております。全員が参加できるレクリエーションが少なく模索する中で、利用者の方々から「ボッチャ体験」を熱望する声が挙がっておりました。場所の問題で残念せざるを得ない状況でしたが、昨年作業棟を増築し、既存の食堂兼多目的室での活動が可能になり、また、昨今の新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛の動きを受けて、室内で楽しめるレクリエーションの必要性を感じ、再度「ボッチャ体験」実現に向けて取り組むこととなりました。全員が一緒に楽しみ、喜び、身体を動かすことを目的とし、体験を通じて、体力の向上、技能の習得、チームとしてルールを守り助け合うことの大切さ、応援するやさしさなど、たくさんの人間性、社会性を学んでほしいと願っています。

　コロナ禍で不安も多い中、皆様の御支援のおかげで、楽しみにしていた「ボッチャ大会」を開くことができました。スーパーショットに大歓声や拍手が湧き上がり、利用者さんと職員が共に喜びや達成感を味あわせていただきました。ボッチャの技術を究めて大会に参加したいと夢を持った利用者さんもいます。今後もレクリエーション活動の機会を増やして、可能性を引き出していけたらいいなと思っております。本当にありがとうございました。