当法人は、様々な困難や危機にあって、自殺を考えておられる方の相談電話です。
　新型コロナウイルスの影響で心配なのは、失業率が急速に悪化することです。失業率と自殺者数には相関関係があり、失業率が1ポイント悪化すると自殺者が1000人以上増える傾向があります。日本で「経済や生活苦を理由とした自殺者の数」が最も多かったのは、2003年の8897人です。この年は完全失業率が5.3％と近年では最も高い水準でした。新型コロナウイルスによる経済的影響は、すでに各界から叫ばれており、失業率の悪化は避けられない情勢となっています。
　このような現状を考えるとき、広報の重要性は例年になく高まっています。広報誌は関係機関の協力もいただきながら広く配布しており、広報誌を見て会員に、相談員になっていただいたり、相談電話にかけていただいたりと、当法人の事業運営に欠かせないものとなっております。

　寄付をいただくことで、いのちの電話は支えられています。細々ではありますがこの灯はともし続けたいと思います。寄付をいただいた方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

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