＜現在の状況＞施設建設から22年経過し、入所児童が生活するユニットの床(フローリング)に経年劣化による腐食や穴あきが生じている。床面の劣化を防ぐため、定期的にワックスがけを行うなど児童が生活するために清潔な状態を維持してきたが、床面の傷や汚れがひどく、けがをする危険性を常に伴っている現状である。
＜どのように改善したいか＞共有スペースと居室の床面の上に新たなフローリングを貼り、床を全面的にリニューアルしたい。
＜期待される効果＞生活環境の中に汚れや破損の状態が恒常的に存在することは、入所児童にとって心身の健康的な成長に悪影響を及ぼす。床をリニューアルすることで、本来安全であるべき生活空間の改善につながるとともに心身のより良き発達やストレスの軽減に伴う安心感の担保が可能となる。

共同募金配分事業による多額のご助成をいただき、建築から22年経ち、経年劣化により腐食したり、穴が開いていたりして入居者のケガの心配のあった床が、すっかり新しくなりました。様々な家族の事情で入所している児童の生活環境が改善されたことにより、心身の健康的な発達にも大きな影響を与えることになります。コロナ禍にあり、これまで「ふつう」「あたりまえ」にできない日々が続いておりますが、キレイになった床を見て、子どもたちに笑顔の花が咲きました。皆様の温かなご厚情に心より感謝申し上げます。