小児がんで長期の入院治療や退院後の療養生活中でも成長を続ける子どもたちが、楽しみ、学べる機会となるように活動。季節ごとのイベント、ボランティアによる人形劇や家族対象の相談会、小児がん経験者の集いなどを行う。

千葉大学医学部付属病院小児科の子どもたちがバンドー神戸青少年科学館をオンラインで見学しました。館内のサイエンスコミュニケ―ターの方の説明を受けながら、子どもたちが生卵をてのひら全体で握っても割れない実験をして、アーチ型の構造が強いことを学んだり、車いすを動かしてタイヤが回転する回数の違いで左右に曲がる体験をしました。入院中の子どもたちは物事に対して、また、見知らぬ人々に対してかなり臆病になっているため、バーチャルであってもこのようなたいけんができたことは想像以上に大事なものとなります。そして退院後に大きくなってもこのような体験が忘れられず、私たちに話してくれる小児がん経験者(治療終了後の元患児たち)が多くいます。共同募金会からの助成金を利用して、コロナ禍でも社会と子どもたちを少しでもつなぐことができました。ありがとうございました。