本研修会は、組織の運営管理の基本及び社協管理職に求められる役割を理解するとともに、管理能力の開発・研鑽を図ることを目的に開催する。
市町村社協管理職員には、適正な組織運営や人材育成等が必要な役割とされており、管理職員と一般職員との関わり方、一般職員の育成方法等について講義を行い、管理職員の資質向上につなげる。また、国の動向や社会福祉諸制度の改正内容などを踏まえ、「地域共生社会の実現」に向けて社協の役割を果たしていくために必要となる職員育成や組織体制の強化など、管理する立場にある職員に求められる視点について学ぶ。

市町村社会福祉協議会の管理職（事務局長、課・係長等）を対象に、日本社会福祉大学　社会福祉学部　教授　原田正樹氏を講師に迎え、「地域共生社会の実現に向けた”市町村の包括的な支援体制づくり”～重層的支援体制整備事業で描く支援体制とは～」をテーマに、地域共生社会の実現に向けて、組織体制強化やこれまでの活動・取組の発展のために必要な視点等、今後社協に求められる役割・取組について講義いただきました。また、福岡県からの行政説明、久留米市社協及び糸島市社協からの実践報告をいただき、今後の市町村社協の方向性を学ぶ大変有意義な研修会となりました。