当施設は昭和57年に開設し今年で37年を迎えた。平成24年3月から障害者支援施設として、生活介護、施設入所支援、短期入所の3つの事業所を運営しているが、年々利用者の高齢化・重度化は避けられず、結果ﾍﾞｯﾄﾞ上で食事を摂る利用者も増加し、全員が食堂に会して食事を摂ることが困難になってきている。そのため、配膳車を使用して居室まで食事を運んでいるが、その間に食事が冷めてしまうため、「温かいご飯が食べたい」との要望が利用者から出てくるようになってきた。
そこで、共同募金の配分金により温冷配膳車（40膳・1台）の整備を行い、利用者の皆さんに温かい物は温かく、冷たい物は冷たいままの食事を提供して参りたい。なお、女性職員でも簡単に操作することができるよう、ｺﾝﾊﾟｸﾄなﾀｲﾌﾟの配膳車を整備する計画である。

このたびは、「温冷配膳車整備事業」に対して共同募金の配分金を交付いただき、誠にありがとうございました。
今までの当施設の食事提供につきましては、特に冬の時期、「食事が冷めて美味しくない」という利用者からの声が少なからずありました。しかしながら、今回納品された温冷配膳車により、主食・副食共に温かいものは温かく、冷たいものは冷たいままの状態で利用者の皆さんに提供できるようになりまして、大変好評をいただいております。私ども施設職員も、質の高いｻｰﾋﾞｽの提供を日々目指す中で、そのひとつが実現できましたことを大変嬉しく思っています。
このような事業が実施できましたのも、赤い羽根共同募金にご寄付くださいました皆さまのお蔭です。温かいご支援に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。