[コロナ状況下における事業変更]
　今回も例年通りの計画をしておりましたが、コロナ禍にあり、養護施設の子どもたちをバス旅行に参加させることが難しいという施設側の判断から、当初計画していたものはできなくなりました。そこでクリスマス会を、里親子と未委託里親との触れ合いの場として提供できるのではという思いから計画の変更を行いました。しかし新型コロナウイルスの感染拡大の第3波と重なり、大勢が集まってのレクレーションは行えないと判断し、子どもたちにクリスマスプレゼントを贈る計画への変更を行いました。

　様々な事情から家庭で実親とともに生活できない子どもたちにとって里親との生活は、これまで経験したことのない「家庭」であり、そこでの「自分だけを見てくれる人」「自分だけと過ごしてくれる時間」はとても大切で楽しみなものです。これからもこのような人と人が触れ合える温かな交流は何よりも必要とされております。今年度は叶いませんでしたが、コロナ禍にあって形は違ってしまいましたが、心温まるプレゼントを提供できたのは、皆様の善意にほかならないと感謝しております。
　今後も一人でも多くの子どもたちが家庭生活を経験でき、里親宅への委託につながるような催しを模索し計画するとともに、里親委託推進へ向けての活動を続けていきたいと思っております。