今年度もコロナ禍の中、夏に２回中止となりましたが、年１０回の例会を開催することができました。しかしながらコロナの感染状況、会員各自の生活環境や体調、高齢化も進み例会出席を控える会員も少なからずおります。毎月発行している会報はほぼ同日に会員全員に届けることができますし、例会開催情報や報告、その他の情報を知らせる大事なツールとなっています。
今年度は、八王子市要約筆記サークル「そらの会」のかわら版の他、人口内耳説明会、遠隔要約筆記・手話通訳紹介動画など、中途失聴・難聴者にとって身近で有益な情報を会報「友の会ニュース」で提供することができました。

中途失聴・難聴者は聞こえないながら話すことができるので、見た目では障害をなかなか理解してもらえません。人生の途中で聞こえなくなった私達は補聴器や手話、読話、筆談、人口内耳、スマホなど、役立つものは全て使いながらもコミュニケーションには苦心しています。
さらに聞こえの状態やコミュニケーション方法にはかなり個人差がありますが、活字での会報はだれもが読み親しむことができます。
今年度は１年かけて「私の住めば都自慢」というテーマで、多くの会員から寄稿を募ったので、会報を通して会員相互の理解にも繋がりましたし、例会に出席できない会員からも毎月のニュースを楽しみにしているという感想が寄せられました。
頂いた助成金のおかげで、かさむ必要経費や郵送代を賄うことができました。
心から感謝とお礼を申し上げます