格差社会といわれる中、一人親家庭における子供の貧困が深刻さを増し、高齢者等では孤立など様々な課題があります。近年全国の年間自殺者数が減少傾向とはいえ、約２万人という人数は精神国では高水準です。私どもは悩みや不安で途方に暮れている方々に電話を通して寄り添い、生きる力の回復を願って活動しております。
電話ボランティア活動が１人でも多くの方に届き、活用していただくには広報が必要です。

　赤い羽根共同募金からのご協力、ご支援を心より感謝します。
　私共「福岡いのちの電話」は、身近に相談相手がいなくて生きる力を失いかけている方々に、電話を通じて相談相手になり、また、共感を持って寄り添うことで、かけてこられた方が本来の力を取り戻すきっかけになればと思い、活動を続けています。相談員は、研修を積んだボランティア約170名が２４時間年中無休体制で、年間１万３千件の相談を受けています。
　令和４年度は、コロナ禍の大変厳しい状況でしたが、通常の相談はもとより毎月１０日にフリーダイヤルによる「自殺予防のちの電話」も実施しています。加えて、「インターネット相談」もこれまで以上に対応しております。このいのちの電話の相談を支えているボランテイアの増員のための広報は、大変重要です。共同募金に感謝を申し上げるとともに、これからも一人でも多くの方に寄り添うよう活動してまいります。