本法人は、明治42年創業以来、聴覚言語障害者の自立と福祉の充実を図って参りました。平成4年4月1日に高齢聴覚障害者の最後の拠り所として全国で3番目の施設として、聴覚・言語障害者用語老人ホーム田尻苑が開苑しましたが、年々高齢化、障がいの重度化が急激に進んでいる状況です。高齢聴覚障害者の施設としては、九州で唯一の施設であり、九州各県、遠くからは関東からも入所の受入を行っているところであり、重複障害の方々も受入を行っております。現在田尻苑では、車椅子を使用したまま乗車可能な車両は1台のみであり、通院、外出時に安全、安心に送迎を行うには支障が出ている状況のため、福祉車両整備（車椅子スロープ付）が必要です。

　社会福祉法人福岡ろうあ福祉会は、明治42年創業以来、聴覚言語障害者の自立と福祉の充実を図って参りました。養護老人ホーム田尻苑は、平成4年に聴覚・言語障害者専用の養護老人ホームとして、全国で3番目に開設されました。現在でも九州、山口では1ヵ所であり、施設を利用されている方は、全国各地から入所されています。
　今回納車された車は、通常は4人乗りとして利用が可能であり、また車椅子の方が利用する際は、スロープによって車いすのまま乗車が可能となります。田尻苑では利用者の高齢化、介護の重度化に伴い、近距離でも歩くことがむずかしい方が増加している状況であり、今回納車された車両で、病院通院や行事、買い物支援等にスムーズに移動が可能となります。乗車された利用者からは大変喜ばれています。
　赤い羽根共同募金にご協力いただきました皆様に厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。