『備品整備』
本園入居者及び短期入所者は重度の身体等の障害を持ち、日々の生活動作すべてに全介助を必要とします。その中でも排泄は、最も尊厳が保たれるべき行為であり、デリケートな介助が求められます。それぞれの利用者にあった介助方法で排泄支援を行っていますが、体幹が不安定で姿勢保持が困難な方や拘縮によって身体に変形がある方のトイレ利用は人力に頼っている現状です。重度の障害の方の支援では経験豊富な有資格者の介護職員であっても対応できない場面があり、望まれる排泄介護ができていません。職員の中には慢性的に腰痛を訴える者もいます。今回の申請によりトイレに天井走行リフトを設置し、適切に排泄支援ができる環境を整え、利用者職員双方の負担の軽減を図りたいと考えます。
立位保持が不安定なため、移乗動作に不安があり、トイレでの排泄を諦めていた利用者がトイレでの排泄を取り組むようになりました。リフトと体幹を保持できる専用のスリングシートを使用し、安全に移乗介助ができるようになり、排泄意識が高まっています。
また、トイレでの排泄要望がある立位が困難で全身に脱力がある利用者に対しては、職員の経験値、体格差により限られた職員が対応する場面がありましたが、これらの備品を使用することで統一した介護ができるようになります。抱えない介護は、職員の腰痛予防にも効果的であり、職員の年齢、体力に左右されず、統一した介護が提供できます。併せて、利用者の高齢化、重度化が進む本園では移乗時の骨折などのリスクも懸念されますが、これらの備品を安全に使用することで、利用者が安心してトイレ利用できると期待しています。ご寄付いただきありがとうございました。
募金の種類 | 赤い羽根共同募金(広域) |
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活動の名称 | 備品整備 |
活動の目的 | 社会福祉施設支援 |
団体名 | 慈久園 |
活動の対象 |
障害児者全般 |
活動のテーマ・分野 | 障害者福祉 |
活動の機能・形態 | 備品・機器・車両整備 |
活動内容の補足事項 | トイレ天井走行リフト |
助成金の使途 |
備品購入費 |
活動の頻度・利用者数・個数・部数 |
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収入の内訳 |
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活動を実施した場所 | 慈久園 |
活動を実施した年度 |
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