引きこもり等の当事者及びその家族を対象に、本団体代表（精神保健福祉士、里海プロガイド）が運営している民泊施設を活用し、電動自転車を利用したサイクリング、海ごみの清掃活動、畑の収穫体験など、女木島の自然に触れるプログラムを実施する。
　支援プログラムを通して、引きこもり等の当事者が家から外へ一歩でも出るきっかけや社会復帰への第一歩を目指す。

　コロナ禍での活動でもあり、難しい状況ではありましたが、当事者たちは本当に久しぶりに外出したらしく、船の上でもウキウキした表情でした。
　女木港からは洞窟までバスに揺られ、途中できれいな景色に何やらそわそわ、学校に行っていた頃の遠足気分のようでした。鬼ヶ島洞窟の中では少人数のグループだったので新しいことを発見する度に、親しく話していました。砂浜では夢中で海ゴミ拾いに集中してゴミを拾っていました。シーグラスや貝殻も見つけて「お宝みっけ」とはしゃいでいました。皆さん20歳を過ぎていましたが、見違えるように明るく元気も少しとりもどしたようでした。
　引きこもり等の方たちに少しでも社会参加のための活動支援を継続したいと思います。