【令和5年3月27日 会場：富山市婦中ふれあい館2階 大研修室】
保護者と共に生活が出来ない社会的養護を求める児童が増加する中、保護者に代わる家庭の中で、個別に養育することの重要性が指摘され、里親への委託事業の更なる推進が急務とされている。このような状況の中で、里親・里子が一堂に会し、入進学や卒業・就職を迎えた里親委託児童の新しい門出を祝福し、激励をすることを通して児童の健全な成長に資するとともに、養育の喜びを分かち合い、里親活動の充実及び発展を目指す。里親家庭で育つ児童が、人生における成長の節目に多くの里親や関係者からの祝福を受けることにより、心身ともに成長への自覚や家庭・社会への感謝の気持ちを抱き、自立心と向上心の高揚が図られることと期待される。また、日ごろ、養育の苦労を重ねている里親が、児童の成長を分かちあうことにより、里親としての養育に対する意欲を高めることが期待される。

今年度は多少感染者数が減少傾向になり、国、県の感染予防対策に沿った状況で開催を致しました。全会員に案内状等を送ると、里親自信も他の里親と共に子どもの成長を祝いたいという事でした。
入進学を迎えた児童は、多くの方々からの祝福や激励のことばに少し緊張をしながらも、誇らしげで嬉しそうでした。又、親子の姿から、家庭の温もりを改めて感じ取ったという声や子育ての喜び、感動を参加した里親ら皆で共有する事が出来、日々の子育てのエネルギーとなったという声がありました。成長の節目となる入進学の際にこのような激励の会を持つ事により、児童、里親ともに成長の喜びを感じ、更なる成長、自立の活力を得る貴重な機会となっています。このような、有意義な会を開催するにあたり、物心両面からいただき、誠にありがとうございました。