当施設は平成6年に現在の場所に改築したが、開所後27年を経過し、養護老人ﾎｰﾑの入所者が使用する入浴設備の老朽化が著しい。入所者の高齢化が進み、現在の浴槽では深く、手すりがないため、体の小さな入所者（特に女性）が使用する際は大変危険である。また、付帯設備の濾過機についても水漏れが起き、修理も限界を迎えている。
利用者の安全・安心な入浴のため、施設では改修計画を立て順次進めているが、費用が高額であり全てを自主財源で賄うことは厳しい。そこで、共同募金の配分金を活用して、入浴設備の改修工事を行う。具体的には現在使用している一般浴槽を埋めて浴槽の深さを浅くするとともに、浴槽内への階段・手すりの設置、大きな鏡の取付け、濾過機の交換工事等を行う計画である。

赤い羽根共同募金の配分金を活用させていただき、入浴設備の改修工事を実施いたしました。
既存の浴槽は、老朽化により様々な故障箇所があったほか、入所者の高齢化が進んでいることも影響し、現在の浴槽では深く、手すりがないため、体の小さな入所者、特に女性が使用する場合は大変危険な状態にありました。
今回、私共の施設の状況をご理解いただきまして、入浴設備の改修工事に対して配分決定をいただき、入所者にとって使いやすく、安全・安心して入浴できる環境を整備することができました。
このような事業が実施できましたのも、赤い羽根共同募金に善意をお寄せくださいました寄付者の皆様のお蔭です。心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。