児童相談所では、虐待件数の増加により、少子化にも関わらず、社会的養護が必要な児童が増加している。国の施策として「新しい社会的養護のあり方」の意見書を踏まえて、安定した人間関係や愛着関係の形成には家庭養護の必要性が再認識されている。しかし、北海道では里親家庭が増えていないし、むしろ里親の高齢化に伴う自然減少傾向がある。里親を増やすには、一般道民への喚起が必要と考え、里親制度の普及啓発に務め、制度の周知と共に、里親の勧誘に寄与し、里親の増加を図る。