難病患者は健康への不安に加え、就学・就職など将来に対する不安等の重層的な悩みを抱えて孤独に陥りがちである。主治医には悩みを中々話せなくても、別の専門医の相談には悩みを打ち明け、前に進むきっかけとなる。この相談事業により一人でも多くの難病を抱えて悩む方々の助けとなることを目的とする。専門医などによる「難病相談ウィーク」を実施し、電話相談と、コロナ禍に対応したメール・インターネット等による相談対応を併用して行う。また、専門医等の監修によるＷｅｂ情報を作成する。

難病患者は、病名が分かるまで時間がかかり、分かっても根治療法もなく、ひとり悩んでいる状況に置かれている方々が多くいます。毎年、共同募金からの支援をいただくおかげで、そうした悩みの日々を送られている方たちのために「難病相談ウィーク」を今年も開催することができました。専門医や福祉など専門家の方に相談する言葉をいただいています。この事業は、広難連の存在や患者が不安や悩みを吐露する場があることを多くの方に知っていただけるなど、患者会活動の中核的な使命を担うものだと確信しています。本年も「難病相談回答ウィーク」の取り組みができましたことを感謝いたします。いつも変わらぬご支援をいただき、誠にありがとうございます。