自殺予防のための電話相談事業の継続のためには、相談員の募集、育成、そして命の大切さの啓発活動と、活動に共感する支援者の拡大が重要で、その手段として広報誌を発行している。年3回の発行として、各回1,660部製作し、支援をしている団体をはじめ、県内の主要企業、行政機関などに配付することにしている。

私達「熊本いのちの電話」は自殺予防を目的として孤独や不安に悩んでいる方々からの電話を２４時間３６５日年中無休で約１００名のボランティアの相談員が受けています。全国の自殺者数はここ１０年で減少してきましたが、コロナや有名人の自殺の連鎖により令和２年以来自殺者数は増加し、それに比例してかかってくる電話も増加しています。一方相談員は高齢化、家庭の事情、コロナ禍で減少しており、相談員の増員が急務の課題となっています。そのため、相談員を養成する講座の受講生を募集するためには広報誌の役割が大きく、その発行のための印刷・郵送費に皆さまからの浄財を活用させていただき、お陰様で令和５年度の養成講座の募集人数が大幅に増加いたしました、令和６年度も期待しているところです。皆さまからのご寄付により一人でも自殺を思い止める方が増えますよう、有効に活用させていただきます。ご支援に感謝申しあげます。