＜現在の状況＞当施設では、自立に向けた支援の一つとして身体に障害のある利用者がパソコンを利用し印刷業務を行っている。現在使用しているパソコンは購入後10年経過しており、編集ソフトとの動作性が悪く、文字化けや最新機能が使用できず印刷のレイアウト業務にも支障が生じている。
＜どのように改善したいか＞レイアウト等を行う編集ソフトが利用できる最新のパソコンに買い替え、効率よく、レイアウト能力の向上した印刷業務を行えるようにしたい。持ち運びが可能となるようノートパソコンを導入したい。また、仕事の幅を広げるため名刺カッターを整備したい。
＜期待される効果＞効率的でデザイン性の優れた作業により印刷デザイン技術を高め、一般就労等自立への意識を高めることができる。また、ノートパソコンの導入により通勤や施設で過ごす時間が体力的に難しい利用者が、体力に合わせた在宅勤務として作業が行えるようになる。

当施設は、身体障害者授産施設として開所し、現在は知的障がい者や難病を患っている方も受け入れています。開所当初から取り組んできたのが印刷業務です。パソコンを利用し、レイアウトから印刷、製本に至る作業をしています。特に脳血管性で片麻痺になられた方や車いすを利用されている障がい者の方等には、自立に向けたスキルの向上としての意味合いも持っています。しかし、パソコン等の電気機器は年々新しくなり、10年以上も古いパソコンでの作業は、相当効率も悪くなっていた中、配分金を受領することができ、性能の良いパソコンに切り替えることができました。お蔭様で利用者の仕事への意欲も一段と高まっています。本当にありがとうございました。