【日時：令和5年8月26日・27日　会場：滑川市 東福寺野公園・宿泊：青雲閣】
来年度から閉鎖になる会場での最後のキャンプになった。慣れた会場で、いつもと同様の日程で実施できた。コロナ禍で中止になっていたため、人数は少し少なかった。女子大学野球のチームの宿泊と同じ日となり、想像もしていなかった交流ができ、例年と違った雰囲気で、記憶に残るキャンプになった。暑さの厳しい中での実施で、会場変更、活動時間の配慮なども必要だった。

毎年参加している人からは、早くからの問い合わせがあり、楽しみにして下さっていることを感じる。障害の種類や状態を問わず誰でも参加できる、保護者同伴も条件としない、医療的ケアの必要な人も受け入れる。医師や看護師、専門職のいるキャンプは、そんなに多くはない。波の会では、本人や保護者の気分転換や交流・情報交換の機会として、長年継続してきている。又、日ごろ障害のある人との交流や支援の機会も少ない人に、ボランティアとして参加していただき、理解者を増やしたり、就労に向けての体験の機会にもなっている。重い障害のある子どもを持つ保護者同士、お互いの成長を喜んで、生活情報やアイデアを交換する。家族で参加している人も、自然の中でゆったりと過ごせる時間をもっておられる様子も見られる。準備や運営を担う協会のメンバーは高齢化し大変なことも多いが、参加者の思いを受け止めて、この後も継続したいと思ってはいる。