定時制・通信制高校、特別支援学校に在学する子ども達の中には、深刻な家庭の貧困を背負う方が比較的多く見られます。また、その中には、虐待や育児放棄などの問題を背負う方もいます。こうした状況は、年々深まり、対象者となるべき方も増加しています。 国の施策として高校生等奨学支援金や特別教育就学奨励費があり、一定の学校生活への援助が行われています。しかし、子ども達の学校生活を支える生活基盤への支援は、十分なものとはいえません。申請した「奨学金事業」によりこうした状況の一部改善がなされます。同時に、当事業を通して「地域社会の中で支えられている」という子ども達の心への援助は計り知れない大きなものがあります。少しでも充実した学校生活を送ることが、こうした子ども・若者が就職や社会活動によって自立し、地域の中で生きてゆくことにつながります。こうした観点から、共同募金の配分を申請します。