本事業は、「お金のやりくりがうまくできない」「介護保険や年金の書類がくるけれど、どうしたらいいのかわからない」「最近忘れ物が多くて通帳や印鑑をどこにしまったか忘れてしまう」など、軽い認知症や知的障害、精神障害などにより判断能力が不十分な方々が地域で安心して自立した日常生活が送れるように、市社協が利用者との契約に基づき金銭管理、預貯金通帳や各種証書等の重要書類の保管のほか、福祉サービス等の利用の支援をする事業です。例年、20～30人の利用者に対して概ね延べ534回の支援を実施しており、共同募金の助成を受けることにより事業費が確保されています。これらの方々の地域での生活を継続して支援してくためにも、引き続き、共同募金による支援による支援をお願いいたします。

助成していただいた募金を財源として、福祉サービスを安心してご利用いただけるよう福祉サービスの情報提供や利用手続きのお手伝いをするとともに、毎日のくらしに欠かせないお金の出し入れや郵便物の確認、大切な書類や印鑑などをお預かりするなどの支援を実施しており、この制度の利用により、判断能力が不十分な方々が地域で自立した日常生活が送れています。
今後も引き続き、判断能力が不十分でも地域で自分らしく生活していける地域共生社会の実現の一助とするため、支援の充実・拡大を図っていきたいと考えています。そのためには、共同募金による助成は本会にとって益々重要となっており、これまでもご寄付いただいた皆様に感謝申し上げるとともに、引き続きの支援をお願いいたします。