当施設は盲養護老人ﾎｰﾑとして、現在50名の視覚障害をお持ちの高齢者が入所している。
現在、保有する5台の車両を利用して入所者の通院や行事の際の送迎を行っているが、うち1台の車両が老朽化（使用年数19年、走行距離約15万ｷﾛ）し、何度も部品の交換を行い、不安を抱えながらの使用となっている。
早急な更新が必要であるが、ﾘﾌﾄ付きの福祉車両は非常に高額であり、自主財源のみでの整備は難しいことから、共同募金の配分金により老朽化した車両の更新を実施する。
なお、地域柄、坂道が多く、冬は雪が多いため、四輪駆動の車椅子仕様車を整備する計画である。

今回は、送迎用車輛（車椅子仕様車）整備事業に対して、配分決定を頂き、誠にありがとうございます。
当施設では、近年、加齢に伴う身体機能の低下から車椅子による移動介助を要する入所者様が
増加しております。こうした状況に、既存の送迎車両では経年劣化の進行もあって、走行時やﾘﾌﾄ作動時の振動が大きく、入所者様に心理的不安が生じている可能性がありました。
今回、赤い羽根共同募金に善意の寄付をお寄せいただいた皆様のお陰で、車両を一新することができました。おかげさまで、今まで以上に安心・安全な移動環境を入所者様へ提供することが可能となりました。皆様からのご支援に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。