介護者全体の1/3は男性であり、その数は増加傾向にある。しかし男性介護者はSOS発信が苦手であり虐待のニュースが後を絶たない。男性介護者が互いに経験を語り合える場所をつくり、支援の輪が広がることで虐待や介護離職などの解決の糸口とする。

　介護者同士が交流し、情報交換を行うことで孤立を予防し、より良い介護が行える環境を作ることを目的に開催した「勝賀地区介護者交流会」において、助成を頂くことで介護者に参加して頂き、有意義な会を開催することができました。講演会では、前頭側頭型認知症の診断を受けた奥様を介護された福岡県の男性介護者に、ユマニチュードの介護技術を用いた体験談を話して頂きました。交流会ではグループに分かれて、介護で困っていることを話し合いました。介護者同士で悩みを相談することで、同じ経験をしている仲間からのアドバイスは共感を得た様子でした。参加者より「話を聴いてもらえてよかった。また参加したい」と参加者の声を頂きました。本当にありがとうございました。