当支部はｵｽﾄﾒｲﾄ・家族のｾﾙﾌｹｱ及び社会復帰等による生活の質の向上のため、体験の共有と人工肛門・膀胱に関する正しい知識の普及及び啓発を目的に活動している。
これらの目的を達成するため、当支部では年6回会報の発行を行っているが、更なる会員のﾆｰｽﾞに沿った情報、体験談等を掲載することによって、身近な支部会報を作成したいと考えている。
しかしながら、会員の減少に歯止めがかからず、支部の存続も危ぶまれ、収入も減少するなど財政的に厳しい状況にあるため、このたびの共同募金の配分金を活用して会報の発行を行う。なお、配布先は、会員のほか、医療機関、装具販売店、各県支部の講習会等に参加した会員外のｵｽﾄﾒｲﾄ、介護施設などを予定している。

私たちは、癌や難病指定のｸﾛｰﾝ病や潰瘍性大腸炎などにより人工肛門・人口膀胱を造設した患者（ｵｽﾄﾒｲﾄ）の会です。知名度も低いため、特に情報発信の必要性が強く求められておりますが、先般のｺﾛﾅ禍における三密、不要不急の外出自粛等により閉じこもり状態に陥る会員も多く、日常生活に支障をきたす状況にありました。
そのような中、共同募金の配分金を頂き、年6回会報を発行させていただきました。発行を通して、会員だけではなく、患者さんや家族の抱える様々な不安や思いに寄り添い、さらには安心して自分らしく生活できるようお互いに支え合い、QOLの向上に向けて頑張って参りたいと思います。
寄付者の皆さまのお蔭で当支部の活動の充実、活動範囲に広がりを持つことができました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。