＜現在の状況＞重症心身障害や医療的ケア(吸引や経管栄養など)が必要な児童が利用している。ストレッチャーや大型車椅子対応の車両で送迎を行っているが、子どもたちの成長に伴い、大型車いす4台乗車可能な車両でも実際には2台しか乗せることができず、車両不足により保護者に送迎をお願いしている状況である。
＜どのように改善したいか＞保護者に負担をかけず、すべての子どもたちを施設で送迎できるようにしたい。子どもも期待感や安心感をもって施設に通えるよう車両を整備したい。
＜期待される効果＞大型車いすのまま乗車でき医療機器が使える電源を備えている車両を整備することで、保護者の負担が軽減される。また、親から離れ、子どもだけで施設へ通うことにより、友達や同じ境遇の仲間との生活を保障することができる。

小さかった子どもたちが少年・少女・青年になり、車椅子のサイズが大きくなったことで、みんなで外出することが難しくなっていました。車椅子のまま乗ることができるハイエースが増車されたことにより、みんなでお出掛けすることができるようになりました。利用者さんから、ハイエースは車高が高いから車椅子で乗り込んだ時に頭が天井につかないから嬉しいとも言ってもらえています。これからも外出の機会をたくさん作り、地域交流することで、法人の理念でもある共生社会の実現に近づけていきたいと思います。