＜現在の状況＞聴覚・嗅覚といった感覚全般が過敏で、環境の変化により体調を崩しやすい利用児は、大規模災害等で地域一帯が停電した場合、事業所内で一定期間待機・宿泊することが必要となってくる。また、家庭内や地域の避難所で長時間過ごすことが難しい利用児もいるため、事業所において停電時の対策が必要である。
＜どのように改善したいか＞指導訓練室、事務室に一定期間電力を供給できる非常用発電設備を整備したい。
＜期待される効果＞非常用発電により照明や空調が整った慣れ親しんだ指導訓練室で、職員の支援のもと心身共に穏やかな状態で待機・宿泊することができる。心肺等の呼吸器に基礎疾患のある利用児も体調を良好に保つことができる。また、事務室では職員が行政や保護者との連絡、防災情報の収集分析を行い、園児の安全確保のため必要な対策を講じることができる。

この度、配分金により非常用発電機設備一式を設置することができました。停電時でも一定期間電力を供給できるようになり、職員も安心感を持って日々の業務に取り組むことができるようになったと思います。非常時にはいつでも、職員全員が発電機を扱えるよう、避難訓練等の際には講習を行い、利用者の皆さんや職員の安全確保に努めていきたいと思います。寄付者のさまのあたたかいご支援に、職員一同、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。