情報の90％が得られる視覚に障害を持ち、自由にならない生活の中でそれを受け入れつつも躊躇されがちな外出や周囲の人達とのふれあいを考えるとき、障害者差別解消法が施行された今、更に求められている地域社会での共生を実現するために、また障害者の社会参加の促進と平等の目的を支援するため、健常者と共に会員相互の親睦を図りつつ、いろいろな情報交換、社会見学、施設見学、講演、体験など錬成会を実施する。一方で、各地を訪れ、一般社会の人々に視覚障害に対する認識を深めていただくという啓蒙活動としての大きな役割もある。

健常者に比べ視覚からの情報が全くないか乏しい私たち視覚障碍者にとって、今回こうした体験ができたことは本当に貴重でありがたく、ご寄附いただいた皆様のおかげと心より感謝申し上げます。
遊覧船ではいい空気を一杯吸って気持ちの良い景色、雰囲気を楽しみ、堰堤を触ったり歩いたりしてその大きさを体験しました。あゆの里では久しぶりに焼き立てのあゆを堪能しながら皆さんと色々な情報交換などもでき、三郎丸蒸留所では懐かしさを感じる古い建物に触れたりしながら周りの雰囲気を感じながら試飲を楽しむことができました。本当に楽しい交流と体験が心に残る一日となり感謝しています。