少子高齢化、地域交流の希薄化など社会環境の変化で子育てが「孤育て」になりがちです。幼少期において、寂しい環境に育つことが、社会的孤立の連鎖をもたらしているとも考えられます。困難を抱える子どもや子育て世帯の親にとって、経済的な困窮は金銭的な支援で解決できるものもあるが、しかし、社会的孤立を防ぐには、人とのつながりや居場所づくりが大切であると考えます。そのため、問題を抱えながらも声をあげられない人たちの居場所が生まれるよう、継続して仲間づくりの場作り（ワークショップ）を行います。

助成金を活用したものづくりとおしゃべり会を通して、仲間づくり・居場所づくりのきっかけ作りができました。子どもたちにとっては難易度のやや高いものづくり体験をあえて企画しましたが、助け合って作業するなど作品も満足のいくものが作れたようで笑顔が溢れていました。また、子育て中の母親たちからは、自分たちでサークルを作って楽しみを共有したいという意見も出るなど、地域で話ができる友達がいて、居場所があると日常が楽しくなるようです。ご声援ありがとうございました。