当施設で生活する子どもの多くは、家庭における不適切な養育が原因で親元を離れた生活を強いられております。その原因は十分な子育てができなかった家庭にあるはずですが、子ども達はその原因を自分にあると思う傾向があり、自己肯定観、自己評価が低い子どもが多く在ります。私たちは専門性を活かし、日々の生活の中で子ども達の自己肯定観の底上げを図ることに努めており、誕生日は勿論のこと、子どもの日、ひな祭りなど、子どもの節句をお祝いすることもその為の重要な機会と考えております。子どもの日には園庭に大きな鯉のぼりを掲げ、ひな祭りにはひな人形を飾る等、文化に触れながら情操教育を行うと同時に子どもの節句をお祝いしています。また、少子化が進む中で、地域の方からも鯉のぼりが大空を泳ぐ姿を見て懐かしむ声をいただいております。現在使用している諸々の備品は年数経過により劣化が激しい為、新しいものを準備できればと考えています。