＜現在の状況＞平成27年に重症心身障害者を主として日中活動を実施する療育棟を増設した。経管栄養やたん吸引の他、呼吸器や酸素療法を行う方が毎日、複数名利用している。入浴やリハビリ、食事（経口や経管栄養）などの日常プログラムでさえ体調の急変も起こり、救急搬送するケースも年に数件あり、看護職員や利用者家族から救急車到着までの安心のため、ＡＥＤ整備の要望が挙がっている。
＜どのように改善したいか＞体調急変から救急搬送までの時間に、事業所の中で命をつなぐための手段としてＡＥＤを整備したい。
＜期待される効果＞ＡＥＤ使用の訓練を実施し、いざという時に備えることができる。また、当施設は市と大規模災害等緊急時の受入協定を締結しており、災害時にも利用することができる。

当生活介護事業所は、身体に障がいのある18歳以上の方が通所されており、肢体不自由児者の利用が大半で、医療的ケアを要して利用されている方もみえます。体調が急変したり、呼吸が荒くなることも利用者様の状態や加齢とともに多くなってきたことから、いざという時のためにAEDの配備が切望されておりました。この度配分金によりAEDが配備されたことで、いざという時の具体的な行動がとれるようになり、利用者様やご家族様はもとより、職員もより安心につながる支援が実施できるようになりました。ありがとうございました。