＜現在の状況＞当施設はほぼ全員が車いすの利用者である。車いす利用者はリフト付き車両でなければ送迎を行うことができないが、車両が足りず保護者にも送迎を依頼している。保護者の急な体調不良等のため、施設において急遽ピストン送迎を行うこともある。マイクロバスを所有しているが、重度の障害のため長時間の送迎に耐えられない利用者や大人数が苦手で自傷行為が現れる利用者もいる。
＜どのように改善したいか＞送迎における個別のニーズに対応するためにもリフト付き車両を増車したい。
＜期待される効果＞本来、成人を過ぎた子どもと家族は生活が分離されていくものであるが、障害を持つ方々は保護者が抱えざるを得ない部分が多くある。送迎ニーズに応えていくことで、少しでも親と子の適切な距離を生み、本人たちの自立へと結びついていく一歩になればと考えている。