退所者にとって施設は育った家のような存在であるが、時が経過するなかで知っている職員や児童が減っていくことにより施設へ訪問しにくくなる現実がある。施設が「実家」であり、いつでも帰ってこられる場所であることを退所者に伝える機会として、「ふれあいバーベキュー」を開催したい。現在入所している児童や退所者同士の交流により、繋がりを絶やさない支援を続けていきたい。(5月開催予定　80人)

昨年に引き続き「ふれあいバーベキュー」を実施し、多くの退所者との交流を持つことができました。巣立った施設を（実家）として頼りにして欲しいのですが、年月が経つにつれ知っている人が減り、来にくくなるのが現実です。昨年参加してくれた方は今年も楽しみにしてくれていたようで、施設に足を運ぶきっかけになっているように感じました。また、今回は自身のお子さんを連れて22年ぶりに顔を見せに来てくれた方もいました。「普通の家庭を持ちたい」という将来を夢見ながらも、家族との交流はほとんどなく、普通の家庭がわからないと言う子がいます。同じ施設で育った方が家庭を築き見せてくれたことはとても励みになったと思います。このような素晴らしい機会を与えて下さった寄付者の方々に感謝の気持ちをお伝えさせて頂きます。ありがとうございました。