①上肢とくに手指に機能障害を有する対象者を想定して，会員による食事支援用自助具の提案と試作を行いました。箸に関しては，随意的摘み（いわゆるピンセットタイプ）と新しい機構の随意開きの２タイプを検討しました。スプーンやフォークでは，前腕の回内・回外機能に着目し，且つ，デザイン的に美しいタイプを試作しました。
②行事用カートの作製に関しては，三原市佐木島の「さぎしまを愛するボランティアグループ」に提供したカートを基準に作製しました。

　皆様の心からの募金の一部を使わせていただき，今回は古来からの食事動作に使用されてきた「箸」に着目しました。「箸」による食動作に困難を有する上肢とくに手指に障害を持たれる人を想定した自助具の試作を展開しました。同時にスプーンやフォークなどのデザインに関しても，今後のモデルとして活用して食事動作に困難を持つ対象の方に対応していきます。