長久手市では出産前後に遠方から転入してくる家庭が多く、子育ての協力者がいないため、孤立してしまうという課題がある。さらに、ひとり親家庭をはじめコロナ禍での収入の減少や価格高騰により生活費を削り何とか生活し、家族で遊びに出かけるための費用が捻出できない家庭が増えている。困窮家庭をはじめ孤立しがちな親子を対象に、紙芝居の読み聞かせ会を無料で実施し、子どもに楽しい時間を過ごしてもらうとともに、親子同士や地域ボランティアとの交流を図りたい。(１回あたり30人　12回)

この度は紙芝居屋さんの開催にご寄付をいただきありがとうございました。当団体スタッフや地域のボランティアさんが紙芝居を読むと、子どもたちは身振り手振りを交えながらセリフを声に出して一緒に参加してくれました。配信動画などで受動的な刺激に慣れた子どもも多いなか、会場にいるみんなで同じものを一緒に見て参加する一体感は、とても新鮮で楽しかったのでしょう。3歳のお子さんと参加したひとり親家庭のお母さんは「子どもと向き合う時間がなかなか作れない」と話していましたが、地域ボランティアさんにサポートしてもらいながら子どもと頬を合わせたりぎゅっと抱きしめたり、少し照れながらも笑いあう様子が印象的でした。孤立しがちな親子や子どもたちが楽しい体験を共有し、孤立感の軽減や地域とのつながりを感じてくれたと思います。募金してくださった方々のおかげで、今回の事業を開催することができました。本当にありがとうございました。