『重症児・医療的ケア児の災害時対策を考える講演会開催事業』
昨年度も、災害時のたすけあいの関係性を構築することを目的に、福島県赤い羽根共同募金助成事業〔一般公募〕でこの講演会を行った。昨年は、「重症児と家族が災害時にいかに安全に避難するか」を主軸において講演会の内容を組み立てたが、事前に当事者にヒアリングしたなかで、実際に過去の災害を経験した時に、「避難所に行っても必要な備品がない」、「ストレッチャーの大きさや呼吸器の音について迷惑と思われそう」などの懸念から、避難所に行くことができないと回答した方が多かった。昨年度の講演会やヒアリング、会議で出された課題を踏まえ、今年は、いわき市障がい福祉課、災害対策課などにも後援いただきながら、避難した後の「避難時の環境をいかに良くするか」を中心に話し合ってまいりたい。
この度は「重症児・医療的ケア児の災害時対策を考える講演会開催事業」へのご支援をいただきましてありがとうございます。重い障がいや医療的ケアを持つ子どもたちの避難について、昨年度の避難訓練から見えた課題を5つあげ、その課題を解消するために当事者だけでなく、地域住民や行政と協働し、活動を進めることができました。当初は、避難訓練に前向きではなかったご家族から「私たちも避難していいんだと考えることができた」などのお言葉もいただき、私たちも嬉しく思いました。また、地域の相談支援専門員や民生児童委員、行政担当者も積極的に関わっていただき、日ごろから当事者と地域住民が「顔の見える関係を構築していくこと」が「防災」につながっていくのだと、講演会を通し、お伝えする場をいただき、一緒に考える場にもなりました。今年度の避難訓練から、また新たな課題も見えてまいりましたので、引き続き活動を続けていきたいと思います。
募金の種類 | 赤い羽根共同募金(広域) |
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活動の名称 | 重症児・医療的ケア児の災害時対策を考える講演会開催事業 |
活動の目的 | 災害対応・防災 |
団体名 | いわき市重症心身障がい児者と家族の会 スマイルリボン |
活動の対象 |
心身障害児者 介助者・家族 |
活動のテーマ・分野 | 障害者福祉 |
活動の機能・形態 | 啓発・普及 |
活動内容の補足事項 | 防災のための講演会 |
助成金の使途 |
謝礼 広報費 通信運搬費 |
活動の頻度・利用者数・個数・部数 |
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収入の内訳 |
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活動を実施した場所 | いわき市 |
活動を実施した年度 | 令和5年度 |
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