重症心身障害者が多く、送迎や外出時、施設内でもコンセント不足の際に吸引器等を使用できる蓄電池を整備する。事業所には予備電源もないため、ソーラーパネルと併せて整備することで、大規模災害等の際にも安全に長時間使用でき、利用者に対する支援充実を図る。

　助成金により蓄電池・ソーラーパネルを購入できました。特に医療的ケアが必要な利用者にとって、吸引器の使用や食事形態をペースト状にする際に電源が欠かせません。
　そのため、これまでは外出先が限られていましたが、蓄電池の導入で、電源の有無を気にせず今まで諦めていた外出先にも行くことが可能とになりました。利用者のとても良い表情が増え「楽しかった」「また行きたい」「次は違う場所にも挑戦したい」と意欲を示される方も多くいらっしゃいます。
　また、蓄電池は災害への備えとしても大変重要な役割を果たしています。特に吸引器等が必要な利用者様にとって、電源の確保は必須です。定期的に実施している防災訓練においては、実際に蓄電池を使用したデモを行い、職員間で活用方法を確認・共有しております。これにより、災害時においても利用者様の多様なニーズに応じた支援を確保でる体制が整いました。ありがとうございました。

• 社会福祉法人こがも福祉会 (外部リンク)